廃墟「志高ロープウェイ船原山駅」が素晴らしすぎた!(2)

カテゴリ:廃墟・戦争遺跡  地域:大分


その1
の続き

前回までは
ロープウェイに通ずるリフトを紹介したが、その山頂駅から3分くらい歩いたところに・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (28)

ロープウェイの駅舎があった!!こちらは船原山駅
見つけた瞬間テンションが上がりまくり!!
さっそく近づいていく。


市高ロープウェイ 船原山駅 (33)

この駅舎にはいまだに
ゴンドラが眠っている。
ロープウェイの廃墟はいくつか行ったが、ゴンドラが残っているのは
奥多摩湖ロープウェイ以来だ。


市高ロープウェイ 船原山駅 (29)

自販機はボロボロになっていた。
かつてはどんなジュースが売られていたのだろう。
これだけガチの登山した後だから、ジュースが飲みたかった(笑)


市高ロープウェイ 船原山駅 (31)

ホームの先に降りてみた。
こちらから
駅舎を眺めてみる。
屋根の左側は飛んでしまったのだろうか。


市高ロープウェイ 船原山駅 (46)

反対側の駅舎を眺める。
奥に見えるのは
別府の街と別府湾だ。
非常に眺めがいい場所にある。
ちょっとズームして見てみると・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (47)

写真の中央部あたりに
対岸の駅舎の屋根が見える。

・・・ということはあそこまで歩かなきゃいけないのか・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (45)

再び
ゴンドラを眺める。

植物の絡み具合といい、ガラスの曇り具合といい、廃れの全てが素晴らしい。
ホントにハァハァしてしまう廃墟だ。


市高ロープウェイ 船原山駅 (34)

ロープウェイの中には
有線マイクがぶら下がっていた。
かつては添乗員がいて色々景色の紹介をしてくれたのだろうか。


市高ロープウェイ 船原山駅 (35)

駅の事務所の中。
操作板などは無かったので、対岸の
立石山駅にあるのだろう。


市高ロープウェイ 船原山駅 (36)

ここはマイナーな廃墟なためか、
残留物が非常に多い!!
閉鎖された
遊園地のパンフレットなどが机の上にたくさんあった。


市高ロープウェイ 船原山駅 (37)

ロープウェイの耐加重らしいが、おそらく
400kgというのはゴンドラ本体の重さかな。
大人20名で400kgで済むわけがないもんね。


市高ロープウェイ 船原山駅 (38)

ユートピア園内の内線電話の番号。
こうしてみると色んなアトラクションがあったんだな。
「ぞうえん」ってのは「象園」「造園」か?


市高ロープウェイ 船原山駅 (39)

ケーブルラクテンチ園内案内図を見ると、今の遊園地とは大分異なり、
遊園地スペースもある動物園みたいな感じだったみたい。

ゴリラ、ライオン、シロクマまでいたようだ。


市高ロープウェイ 船原山駅 (43)

ロープウェイの待合室

ここでロープウェイが来るのを待っていたのだろう。



市高ロープウェイ 船原山駅 (40)

裏側から見るとこんな状態。
もはやロープウェイは二度と動かない。
この待合室が使われることも無い。


市高ロープウェイ 船原山駅 (41)

道具置き場らしい場所。
こちらもボロボロの状態。


市高ロープウェイ 船原山駅 (42)

改札口の看板

このペンキのフォントの感じといい、柱のペンキの剥げ具合といい・・
マジで最高すぎる・・・この廃墟!!


市高ロープウェイ 船原山駅 (48)

さて、2階へと登ってみることにしよう。
こんなところに無造作に
プーリーが放置されているのも廃墟ならでは。


市高ロープウェイ 船原山駅 (50)

しかし、階段はボロボロ。
一箇所に体重をかけすぎないように一歩一歩を注意して進む。
マジで怖かった・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (49)

2階に来てまず目にするのがこちらの
プーリー
ロープウェイの巨大なケーブルを巻き取っていた。


市高ロープウェイ 船原山駅 (51)

当たり前だがプーリーは左右に2つずつある。
動いていたら大迫力だったことだろう。


市高ロープウェイ 船原山駅 (52)

こちら側のプーリーの下は床が抜けていた。
うっかり落ちてしまわないように注意して進む。

というか、帰ってから気づいたけど、ここが抜けてたってことはおれが歩いてた場所もいつ抜けてもおかしくなかったってことか・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (53)市高ロープウェイ 船原山駅 (54)

上から
ゴンドラを眺める。
鉄骨の上を歩く勇気は無かった・・・


市高ロープウェイ 船原山駅 (55)

後ろの方を眺める。
プーリーがたくさん。
これで力を分散させているのだろう。


市高ロープウェイ 船原山駅 (44)

最後にゴンドラを堪能してこの場所を後にする。
この後、対岸の
立石山駅まで行くのだが、その道が死ぬほどの山道だった・・・



     

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