三峰ロープウェイ旧三峰山上駅の廃墟は神殿のようだった カテゴリ：廃墟・戦争遺跡　　地域：埼玉

埼玉県の山奥にあるロープウェイの駅舎の廃墟。

1964年に新駅舎が出来たのを機に、旧駅舎が廃止。
機械類は撤去されたが駅舎はそのまま残る形となった。

ところが、山頂まで簡単に行ける道路ができたことによって、
三峰ロープウェイは一気に赤字路線へ。結局新駅舎も廃墟となってしまった。




こちらが山頂駅。
かなりわかりづらい場所に立地している。
ロープウェイの駅というより神社みたいな建物。





駅舎の内部。
外が明るく、中が暗いと撮影しづらい。
･･･というか単に写真の腕がないだけだけど。




切符売り場。
当時の運賃はいくらだったのだろうか。





瓶などの残留物が残る。
当時はここでお土産なども売られていたのだろうか。




全体的にこの建物は薄緑に塗られている。
右手からホームへと行くことができる。




天井の電気のあと。
二度と照らされることはないだろう。




足元のコンクリートも風化してしまっている。
45年という年月。




ホームが見えてきた。
屋根はトタンだったが、積雪のためか、ボロボロになってしまっている。




ロープウェイの乗り場。
なかなかな急斜面に立地している。
下まで降りるのはちょっと怖い。




680mという高低差を結んでいたため、
斜めに設計するのが一番楽だったのかもしれない。




こんな場所にこんなものを建てるのも大変なことだったろう。




現役時代のロープウェイを見てみたかった。






下からの眺め。
ケーブルカーのようにゴンドラも斜めになっていたのだろうか。




下の方に山麓駅が見える。
こちらも今では廃墟。





ホームから駅舎に向かう眺め。
右手のドアの向こうには機械室がある。
行ってみることにしよう。



機械室に入ってみた。
当時の機械は既に撤去されている。




木造の階段は怖かったので、右手にあったコンクリの階段を登ろうとしたところ、
風化してしまっていた。年月の経過ってすごいな。




木とコンクリートの融合。
古い廃墟ではしばしば目にする光景。




プーリーが置かれていた場所。
正面の窓から来たケーブルを巻き取っていたのだろう。




段々になっている窓もなかなかオシャレ。
割れずに残っているのも奇跡的。




逆側の窓は割れてしまっていた。
ガラスは非常にもろい。






機械室の上部。
完全に崩壊していて、進むことができなかった。




積雪に負けたのだろうか、
かなり崩壊が激しかった。




先ほどのケーブルが来ていた場所。
ホームの上部まで行けたようだが、
さすがにあの板に登る気はしなかった。




階段もこのような状態。
誤って踏み抜けば命の危険だってある。




さて、ところ変わってこちらは山頂駅の新駅舎。
こちらも2007年に廃止となっている。




こちらのロープウェイは水平方向に建っていたようだ。
あの斜めは怖いだろうな。




機械室が見える。
完全に施錠されていて、入ることはできなかった。




切符売り場など、駅舎の内部には入れなかった。
入れたら面白かっただろうなぁ。




この駅舎は2009年に解体されている。
道路が発達しているこの時代。
もはやロープウェイなどという乗り物は時代遅れなのだろうか。




※この廃墟は既に解体されています。



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