山奥の廃墟「時山第一発電所」はとてもステキな空間だった カテゴリ：廃墟・戦争遺跡　　地域：岐阜

岐阜県と三重県の県境。
そのとある山奥の中に水力発電所の廃墟がある。
この廃墟は近くにある超有名な大規模石灰鉱山のための発電所。



道を走っているとこんな杭が立っていた。
これが当時の石灰鉱山の所有であることを物語っている。





川には吊り橋がかかっている。
それなりの高さの場所に位置しているため、ちょっと怖いぞ。




森の中に隠れて建物が見える。
あちらが目当ての発電所跡。




近くまで行ってみた。
８月なので、植物と虫の猛攻がすごい。




発電所の内部。
窓から射す光が美しい空間を彩っていた。




タービンがあった。
これを回して発電をするんだっけ？




この廃墟はとても暗かった。
中が暗くて外が明るいと撮影しづらいんだわ。




ブルーのペンキで塗られた機械類が美しく映える。




左側の壁は木製だった。
当時使われていたであろうヘルメットがかけられている。




金色の機械が並ぶ。
左のハンドルは船の舵のようにも見える。




当時どうやって動いていたのだろうか。





巨大な丸い機械。
こいつはよくかたつむりに例えられているが、
なるほど、たしかにそう見えなくもない。




ハンドル。
回してみたが、何も起こらない。




ブルーと金のコントラスト。
この廃墟は小規模だが、見所満天。




壁にはスパナやレンチがかけられていた。
大事に管理されていたのがわかる。




電気を生み出していた場所。
黄色と金とブルーの世界。




天井には複雑そうなケーブルのようなものが並んでいた。
ここから鉱山までは山を１つ越えねばならない。
そんな場所まで電気を運ぶのも大変だったろう。




配電盤

送電するなと書いてあるが、ここで操作できたのかな。




巨大なタービン

右のドアと比較してもらえれば分かるが、かなり大きい。




建物の左側には座敷があった。
職員の休憩室だったのだろう。





内部は更に真っ暗。
いろいろ書類があったが、足の踏み場もなかった。




押入れ。この部屋で寝たりもしてたのかな。
機械の部屋に木造の部分があるとなんか安心する。




一方、さらに奥にはこのような複雑な機械が。
昭和の鉱山は金属と木の融合が美しい。




計器類とか機械って絵になるからとりあえず撮影するんだけど、
実際よくわかんないんだよね。




こちらが入口。
右側に大きな穴があいていて、ちょっと危なかった。




建物の裏にも配電盤のようなものがあった。
複雑な機械だったのだろう。




建物の全景を撮ろうと思ったが、狭くて無理だった。
右手に見えるのはトイレ。




よく見ると窓枠もブルーなんだね。
なんか本当にオシャレな建物だったよ。




というわけで、時山第一発電所。
森の中の静かな空間。
ブルーと黄色と金色と木。
美しい融合の廃墟でした。

第二発電所の様子はこちら




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