30分以上悪路を歩いた先に・・・「時山第二発電所」の廃墟に行ってきた

カテゴリ:廃墟・戦争遺跡  地域:岐阜

 
第一発電所があれば当然
第二発電所がある。
第一発電所から上流に向かってさらに2キロほど林道を歩く。

夏場はヒル地獄らしいので、立ち止まらずに進むことにする。

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山道を進むこと数十分・・・
本当にこの道で合っているのかと不安になっていると、
時山第二発電所の建物が見えてきた。



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川の向こうにあった建物。
水深はかなり浅く、流れも緩やかだったが、
こんな川で
水力発電なんかできるのだろうか?


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内部に入ってみた。
第一発電所とは異なり、中はきれいに片付いていた。


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静かな空間が広がる。
外から見るよりもかなり広い。


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木製の机が置いてあった。
ここで書き物をしていたのだろう。


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発電所は日常の点検・確認が大切。
日誌を書いていたのかな。


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発電機

建物の広さに対して機械が少ないのはいくらか撤去されたのか。


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足元にあったハンドル。
水を開放していたのか。


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発電って基本的にタービンを回して電気を起こすって仕組みだよね?
このコンベアみたいなのが回転していたのかな?


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小さな回転を増幅させて
大きなタービンを回していた・・・のか?


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パッと見ただけでは分からない
機械類
しかし思わず撮影せずにはいられない。


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このメーター1つ1つに意味があったんだろう。
今では知る由もない。


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戸、解放されている、施錠のこと


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テレフォンボックス

外界と繋がるための貴重な手段。


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発電機のある部屋の上の方に小窓がある。
あの部屋は休憩室のようだ。


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ということで、休憩室に行ってみることにしよう。
木製の階段をゆっくりと上る。


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休憩室は2つの部屋に分かれていた。
畳は腐ってわらの固まりに。


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もう一方の部屋はこちら。
ふもとの街から来るのは大変。ここで暮らしていたのだろう。


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ここは休憩室のしたにあった部屋。
工具類を置くための倉庫だったようだ。


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このあたりは事務所のようなスペースか。
本当に真っ暗だった。


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ところどころ足元はこんな状態になっていた。
歩く際は用心しなければいけない。


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窓は2重になっていた。
岐阜県の山の中。冬の寒さは厳しかったのだろう。


というわけで、
時山第二発電所
ここはいつまでもこのままなのだろう。





    


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