未完成の駅「小野浦駅」の廃墟を見てきた!

カテゴリ:廃墟・戦争遺跡  地域:愛知


2017年8月。
お盆休みに愛知県は
知多半島へと行って来た。

小野浦駅 (1)

まず最初に訪れたのが、
名鉄知多新線にある小野浦駅という駅。
実はこの駅。ただの駅ではなく、
未成駅。すなわち、完成することなく放置された駅である。

駅前に車を停めたのだが、駅に至る道がすごい!
車1台通るのがやっとの細い農道のような道を進む。
なんでこんなところに駅を作ろうと思ったんだ?


小野浦駅 (2)

当初は
駅周辺の開発を計画していたらしいが、
開発が遅れて、更にもともと住んでいた住民も減少していった。

結果として現在も駅周辺には何もない。民家や国道までもそこそこの距離がある。


小野浦駅 (3)

一部では
心霊スポットとして噂されているらしいが、
この場所での事故や事件の話は一切聞かない。
単純に
未完成の駅舎の廃墟というのが心霊好きにとって好ましいシチュエーションだったんだろうな。


小野浦駅 (4)

駅の下は草がボーボーで
不法投棄もされている。
仮に駅舎が完成されていたら改札や駅事務所やキオスクなんかがあったんだろうな。


小野浦駅 (5)

ホームへと向かう階段は
危険防止のために塞がれていた。
頑張れば行くことも出来るが、今回はパス。


小野浦駅 (6)

数年前は塞がれておらず、簡単にホームに上がることができた。
しかし、駅舎は廃墟でも
名鉄知多新線自体は現役。今もこのホームを毎日電車が通過している。


小野浦駅 (7)

こちらの方は更に
植物の侵食がすごい。
夏場ということもあって虫もたくさんいた。




小野浦駅 (8)

コンクリートの骨組み自体はしっかりしてて、今からでも全然駅舎を建てられそうなんだけどな。
やはりニーズが一切ないんだろうなぁ。


小野浦駅 (9)

下からホームの方を眺めてみる。
2車両編成車がようやく停まれるくらいの
短いホームだ。


小野浦駅 (10)

周りをどのように開発しようとしていたのだろうか。
路線自体は
1980年に完成している。バブルの更に前だ。


小野浦駅 (11)

奥にある
配電盤は現役っぽかった。
信号とかに電気を送ってるのかな?


小野浦駅 (12)

足元には竹の棒やら布がたくさん。
建設用の資材かとも思ったけど、
多分不法投棄だろうな。


小野浦駅 (14)

スロープから線路の方に上がれる道があったので、そこから駅舎を眺めてみる。
重ねて言うが、線路自体は現役バリバリで電車も毎日通っているので、注意が必要だ。


小野浦駅 (13)

というわけで、
小野浦駅
決して完成することなく、今後もこの場所に佇み続けていることだろう。





    

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