イルカ＆＆くじらと触れ合える！「くじらの博物館」が凄すぎた！

カテゴリ：動物スポット、博物館　　地域：和歌山

　
2018年12月関西ツアー。
３日目はこんな場所からスタートした。

くじらの博物館という場所。

この施設がある和歌山県太地町は伝統的に捕鯨を行なっているということで有名な場所。
ということで、その捕鯨の歴史やくじらの生態について学ぶことが出来る博物館だ。

まず入館してすぐの場所。
くじらの博物館は３階建てになっているのだが、中央部分が吹き抜けとなっており、そこには数体のくじらの骨格標本が展示されていた。

こちらはシャチの骨格標本。想像以上にでかいし、想像以上にがっちりとした骨。
これは確かに海のギャングだわ。

こちらはセミクジラ。
捕獲した際のモリの命中箇所が紹介されていたが、その部分の骨が砕けていた。
すごい威力で発射されてるんだなぁ。

イチョウハクジラ

どちらかと言うとイルカに近い見た目の小型のクジラ。
それでもかなりの迫力だ。

江戸時代の捕鯨の様子が展示されていた。

やぐらから望遠鏡でクジラを探し、船の人に鐘でくじらのいる方角を知らせる。
そして複数の船で囲み、小さいモリからだんだんと大きいモリを打ち込んでいく。
すべてが人力であった当時は１つ１つの作業がとても手間がかかる。

くじらの模型

こうして同じ縮尺にしてくれると大きさが良く分かる。
シロナガスクジラは恐竜のいた時代も含めて、歴史上でも最大の動物らしい。

バンドウイルカのお産

妊娠期間は約10ヵ月ってことは人間とほぼ同じか。
必ず逆子で生まれてきて４～６年で大人になるとのこと。

コククジラのお産

よくまぁこんなんを撮影したもんだ！

クジラの手と人の手の比較。
泳ぐためにヒレの部分に大分骨が分散されている。
手の甲の骨とかを考えても、人間よりも骨の数が多いのかな？

ザトウクジラの胸びれの骨。
この１本１本が人間の腕よりも太い。
こんなヒレで叩かれたらひとたまりもないだろうな。

くじらのひげ
大きな口でプランクトンや魚などをすくって、このひげで漉してたべる。

シャチの胎児

へその緒が繋がっている状態。
解体したら出てきたとか？もしくは死産だったとかかな？

シャチやクジラの体温。
大体人間と同じくらいの体温だった。
基礎体温法とか使えるのかな？

ご存知の通り、クジラやイルカは魚でなく哺乳類。

一度陸上で生活していた動物が、再び海で暮らせるように進化したものだ。
こちらは現在のクジラになる前の祖先。インドハイアス→パキケタス→アンブロケタスと進化していったようだ。

そこから更にロドケタス→ドルドンと進化していき･･･

最終的に現在のクジラの形に進化していったよう。
ずいぶんと変わるもんだ。

イルカの骨とイヌの骨と人間の骨の比較。
分かりやすいように同じ骨の部分は同じ色で塗られている。

クジラのえさの採り方

食べるものによってえさの採り方も異なる。

全部同じかと思っていたら、色々な採り方があるんだね。

くじらのひげの利用方法。

耳かきからお皿まで。昔は何でも利用したんだね。

そのひげの実物。
クジラによってヒゲの形は全然異なる。
形によっても用途が異なるのだろう。

クジラ類の骨

イッカクの角なんかはかなりの高価で取引されているのだとか。

クジラ類の骨。
イルカの歯とかかなり凄い！！

イルカの祖先となるパキケトゥスという動物の骨。
確かに頭の骨だけを見るとイルカに似ているかも。

その２へ続く