硫黄鉱山の跡地「松尾鉱山跡」は巨大なアパート群が全て廃墟だ!(1)

カテゴリ:廃墟  地域:岩手



2007年のGWに行ってきました。

超有名な
松尾鉱山
かつて硫黄を産出していた鉱山で、現在は鉱員の住宅が残るのみ。
その重厚な住宅跡は
北の軍艦島とも称されるほど。


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11棟ものアパートが残るこの場所。
実に圧巻だ。



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11棟のアパート以外にもいくつか遺構が残る。
平屋タイプの住宅も残っていた。


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内部はボロボロだ。
このあたりは5月でも雪が残るほどの
豪雪地帯


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他にも木造の建物があったのだが、
消防のための燃焼実験で全て焼失した。


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トイレもかなり悲惨な状態。
ここの床を踏み抜いたら相当残念なことになる。


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ぶら下がった電球。
廃墟ではなんてことないものが芸術的に感じられる。


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さて、それではそろそろアパート郡に向かうとしよう。
小雨の中進んでゆく。


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アパートの内部。
「い」と書いてあるので、このアパートは「い号棟」だ。


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ガレキに混じって
残留物が点在している。
こちらはかつての住人が使っていたであろう
急須


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靴やコップなども落ちている。
残留物から生活を想像するのも廃墟の楽しみ。


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郵便受けと廊下。
団地はかなりボロボロに風化してしまっている。



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階段がある。
なんだか崎戸炭坑に似ている。
登ってみることにしよう。


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大判焼きの機械か?
古い廃墟では面白いものを目にする。


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窓枠が残っているのも奇跡。
向こうには雪景色が広がっている。


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とある部屋。
押し入れはかなり広め。
独身寮ではなく、
家族向けの団地だったようだ。


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ダストシュートも完備されている。
当時にしてはかなり最新の建物だったようだ。


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配電盤。ブレーカーではなくヒューズだったのかな。
二度とここに電気は通らないだろう。


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おそらくここが台所。
コンクリート製の流しってのも今では珍しい。


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ここでも建物の中に木が生えている。
廃墟ではよく目にする光景。


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押し入れがひしゃげてしまっている。
岩手県の北端、しかも
標高1000m以上の豪雪地帯。
雪の重みは半端じゃない。



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先ほどの部屋を後にし、階段を下ってゆく。
ガレキに注意し進んでゆく。

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倉庫のような押入れの中。
子供には楽しそうな空間。


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トイレの注意書き
凍結が気になるが、水洗だったのだろうか。


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ウルトラ・プロセス岩手牛乳

確かにここまでのプロセスはウルトラ。


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古い廃墟でよく見かけるビン。
ペットボトルなど無かった時代。


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この団地は斜面に沿って建っている。
斜面の上の棟にいくための階段があったが、
既に風化してしまっていた。


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瓶が散乱している。
廃墟に行くにはしっかりとした靴が必要。


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は号棟

この団地は
いろはで建物の名前が割り当てられていた。


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鉱山アパートの中央部。
この団地は一階で繋がっている。
雨に濡れずに他の棟に移動できたようだ。


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階段を上って他の棟に行くことにしよう。
ここで
他の廃墟マニアと出会った。さすがは有名物件。



その2に続く