山梨県立富士湧水の里水族館

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2010年、さかなクンが絶滅したはずの
クニマスを西湖で再発見した。
クニマスとは秋田県の田沢湖に生息していた固有種で、1940年代に絶滅した魚である。
そんな魚が2010年、70年後に再発見され、山梨県の水族館で飼育されていると聞いて、見に行くことに!


山梨県立富士湧水の里水族館 (1)

クニマスの飼育展示を行なっているのは
山梨県立富士湧水の里水族館
山の中にあるこぢんまりとした水族館だ。



山梨県立富士湧水の里水族館 (2)

早速入口で展示されていた魚たち。
これはクニマスでなく、
ニジマスとヤマメ
渓流に生息する美味しい魚たち。
あ~、そういえば最近渓流釣りしてないなぁ。


山梨県立富士湧水の里水族館 (3)

アルビノの魚

一瞬ドジョウに見えるが、
ポリプテルス・セネガルズという古代魚の一種。
浮き袋が肺の役割も成しており、エラ呼吸だけじゃなく、肺呼吸もできる。


山梨県立富士湧水の里水族館 (4)

小さい水槽が並ぶ。
高さも低いので、子供にも見やすいが、
大人にとってはちょっと見づらかった。
日本に生息する淡水魚がたくさんいたぞ。


山梨県立富士湧水の里水族館 (5)

ドジョウやらスジエビやらヨシノボリやら。
日本の川ならどこにでもいるようなやつら。
しかし、あえて水槽で泳いでいるところを見るのは久しぶりかも。


山梨県立富士湧水の里水族館 (6)

カワバタモロコ

こいつは見かけたことないなって思ったら、
生息域は中部以西。そりゃ見かけんわけだ。


山梨県立富士湧水の里水族館 (7)

オヤニラミ

巣作りをして子供を守るという珍しい魚。
こちらも日本に生息している。


山梨県立富士湧水の里水族館 (8)

ニッポンバラタナゴ

タナゴ類もあまり見たことがないかも。
普段は中流~上流のみで、下流域で川遊びをしたことがないためかな?


山梨県立富士湧水の里水族館 (9)

さらに進むと、外にあった池がガラス越しに横から見えるようになっていた。
チョウザメやソウギョ、コイやニジマスやブラウントラウトなどがいた。
こうして見るとかなり大きい!


山梨県立富士湧水の里水族館 (10)

さらに、ソウギョやニジマスはアルビノの個体もいた。
アルビノをこの大きさまで育てるのは大変そう!
なんとも迫力満点だった!


山梨県立富士湧水の里水族館 (11)

中央にある巨大水槽、円上に作られた水槽を魚たちが回遊している。
こちらでも通常の個体とアルビノの個体が混泳していた。


山梨県立富士湧水の里水族館 (12)

さらに、大型のサケ科の魚たちが泳ぐ。
中央に写っているのは
イトウ
北海道に生息しており、日本最大の淡水魚である。


山梨県立富士湧水の里水族館 (13)

こちらの水槽にいたのは中流~下流域に生息する淡水魚。
人間に慣れているのだろう。上の方に手を伸ばすとエサだと勘違いしたのか、
大量に寄ってきた。この量は気持ちが悪い(笑)


山梨県立富士湧水の里水族館 (14)

富士五湖にも大量に生息してしまっている
ブラックバスブルーギルといった外来種。
日本の湖や河川には大体いてしまっている気がする。


山梨県立富士湧水の里水族館 (19)

さて、写真左にある先ほどの巨大水槽の反対側には河川型の水槽があり、
上流、中流、下流とそれぞれ魚が展示されている。


山梨県立富士湧水の里水族館 (15)

ヤマトイワナニッコウイワナ
赤っぽいのがヤマトイワナで、白いのがニッコウイワナだっけ?
区別しづらかった。


山梨県立富士湧水の里水族館 (16)

ヤマメアマゴ
きれいなパーマークをしている。
う~む…塩焼きにして食べたい(笑)


山梨県立富士湧水の里水族館 (17)

ウグイやコイ、アブラハヤなど。
食べたことないけど、こいつらって美味いのかな?
流石に多摩川に生息している奴を食べる勇気はない(笑)


山梨県立富士湧水の里水族館 (18)

奥にあった
特別展コーナー
今回の特別展はクニマスの他に
アルビノの魚を取り上げていた。
アルビノって確かにレアなんだろうけど、そんなに価値のあるもんなのかね?



山梨県立富士湧水の里水族館 (21)山梨県立富士湧水の里水族館 (22)

アルビノの魚たち。
小型の魚はまだしも、大型の魚でアルビノはちょっと気持ち悪いかも(笑)


山梨県立富士湧水の里水族館 (23)

アルビノのアマゴ
赤い斑点はそのままなんだね。
普通のと比べて味が美味しかったりするのかな?


山梨県立富士湧水の里水族館 (20)

さて、こいつがお目当ての
クニマス
田沢湖で絶滅して70年後、西湖にて再発見された。
なんでも、繁殖の実験のため、西湖に発眼卵を送っていた記録があったんだとか。
見てみるとヒメマスそっくりなクニマス。
こりゃ70年もの間、釣り人も誰も気づかなったのも仕方ないかも。


山梨県立富士湧水の里水族館 (24)

お次は小型水槽コーナー。
今までは日本の淡水魚だったが、
ここでは海外の淡水魚が展示してあった。


山梨県立富士湧水の里水族館 (25)

スケスケの魚たち。
見たところ、こいつらの内蔵って頭の根元に全部集約されてるの?
下半身は肉しかないってこと?


山梨県立富士湧水の里水族館 (26)

アロワナなどの大型の魚。
高級な観賞魚なんだけど、飼えなくなって放流しちゃうヤツも多く、
これも外来種として問題となっている。


山梨県立富士湧水の里水族館 (27)

先ほどの大型水槽。
一部がアーチ状になっており、下から覗くことができる。


山梨県立富士湧水の里水族館 (28)

こうして見ると、本当に肉厚で食い出がありそう。
サケ科のマスって基本的にみんな美味しいんだよね。


山梨県立富士湧水の里水族館 (29)

こうして見ると、大型の魚と小型の魚が一緒に泳いでいるように見える。
大きいのが小さいのを食べてしまわないのかと心配になるが…


山梨県立富士湧水の里水族館 (30)

上から見ると、きっちりと層になっており、
小型の魚と大型の魚は分けられていることが分かる。
水とガラスの関係で、横からだと2重になってることが分からないようになっている。
上手く出来てるもんだ。


山梨県立富士湧水の里水族館 (33)

2階には
エビ・カニ展があった。
エビとかカニって地味かもしれないけど、個人的には好き!
特に、海のエビカニはきれいなやつも多くて、見てて飽きない。


山梨県立富士湧水の里水族館 (31)

東京海洋大学水産資料館でも展示してあった

タスマニアオオガニ


相変わらず海賊の船長みたいな大きな右手の爪が中二心をくすぐる形をしている。


山梨県立富士湧水の里水族館 (32)

巨大な伊勢海老の剥製

こんな巨大なエビを一匹まるまる食べてみたい…


山梨県立富士湧水の里水族館 (34)

最後に、外のテラスに
亀の池があった。
11月の夕方ということもあって、かなり寒そうにしていた。
もうすぐ冬眠の季節なんじゃないか?


というわけで、
山梨県立富士湧水の里水族館
小規模ながら、展示の方法をしっかりと工夫しており、
また、小規模だからこそ、飽きずに最後までしっかりと見ることも出来る水族館だった。
クニマスも見れるので、非常にオススメだぞ!




 店名 山梨県立富士湧水の里美術館
 住所 山梨県南都留郡忍野村忍草3098−1
 電話番号 0555−20−5135
 営業時間 9:00~18:00
 定休日 火曜日(祝日の場合は翌日) 12/29~1/1
 入館料 大人420円     小人200円
 関連URL 公式HP



     

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