廃墟・戦争遺跡 友ヶ島(3)

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その2の続き


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さらに進んでゆくとこんな
ゲートが現れた。
完全に施錠されていた。



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こちらがこの島の
灯台
明治3年に設置された歴史ある灯台。


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灯台の説明が書いてある。
100年以上の歴史のある貴重な灯台。


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向こうには
淡路島が見える。
本当に戦略的に重要な場所だということがわかる。


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灯台のすぐそばにあるこちらが
第一砲台
先ほどのゲートの向こう側らしい。


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背は低いが、
コンクリートの堀で囲まれている。
セミの声がうるさかった。


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こちらは
第一砲台弾薬庫エリア
煙突が出てるのを見ると、ここで生活していたのか?


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レンガ造りの美しい空間。
第一砲台は施錠されている部分が多かった。


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コンクリートでできた壁に囲まれた広い空間。
何があったのかは分からない。


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だだっ広い空間。このあたりで喉はカラカラ。
8月のハイキングは水分補給が重要。


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しばらく歩いた先にあるこちらは
海軍聴音所
当時はレーダーなどなく、耳のいい青少年が敵機の音を聞いて警戒していた。



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この島に
聴音壕があったかは分からないが、
敵機の音が聞こえる頃にはもう手遅れな気がする。


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背の低い建物が、植物で完全にカムフラージュされている。
そのためか、ここが発見されたのはつい最近。


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軍の資料は機密情報であるため、敗戦とともにうやむやになったケースが多い。
そのため、従軍慰安婦や南京大虐殺などの歴史問題も未だに残る。
ここもその1つだったようだ。


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内部はがらんどうでほとんど何も残っていなかった。
足元はガレキだらけ。


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奥にあるのは
炊事場か。
軍の食事はどのようなものだったのか。


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壁のレンガにはところどころ空いている部分がある。
規則的になっていることを見ると、何かがあったのだろう。


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この建物のようにまだ発見されていない建物があるのかもしれない。
そう考えるとなんだかロマンがある。


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写真には写っていないが、1つ1つの施設の間、山道をかなり歩く。
向こうに見えるのは
先ほどの船着場


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ところどころ見えるこの建物はトイレか。
やけに保存状態がいいが、戦後の建物か。



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さらに歩いたこちらは友ヶ島の一等三角点。
狭い島だが、
119.9mも標高がある。
119.9mも登ってきたことにビックリ!



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山頂には
休憩スペースがあった。
さすがにここで少し休むことにする。


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ここは
航空保安無線施設のようだ。
ソーラーバッテリーで動いていたのか。


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先ほどの灯台があんなに小さく見える。
Tシャツが絞れるほどに汗だくになってしまった。


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こちらは山頂近くにある
第三砲台
砲座には水が溜まって池になっている。


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雨水が溜まったのか。
コケで緑色になっている。


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藻のせいで緑色になっている。
うっかり足を踏み入れたらとんでもないことになる。


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第三砲台はいくつかの砲台に分かれている。
それらを結ぶのはこの
地下通路


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地下通路はひんやりして涼しかった。
足元はぬかるみでぐちゃぐちゃ。


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足元で見つけたカエルくん。
あの
砲座の池で育ったのだろうか。


その4へ続く