廃墟・川棚魚雷発射試験場 カテゴリ：廃墟・戦争遺跡　　地域：長崎

長崎県のとある海。
そこに第二次大戦中の魚雷発射試験場の跡地があった。



魚雷発射試験場の説明書き。
これがなければここが発射試験場だとは分からないかもしれない。





奥に見えるのが試験場の跡。
今では釣り人の絶好のスポット。




思った以上に浅かった。
こんな場所で魚雷の発射試験を？と思ってしまった。




さて、先端部へいってみるとしよう。




足元にはレールの跡が。
魚雷を運んでいたのだろう。




ところどころこんなことになっていた。
さすがに65年以上ももたなかったか。




それとも意図的に破壊されたのだろうか。
砲台跡などは戦後米軍によって撤去されたが･･･




ちょっと高い建物。
上部から魚雷の弾道などを観測したのだろう。




丸い窓からは海の向こうが見渡せる。




上階の床は既になくなっていた。
撤去されたか、風化してしまったか。





向こうの方にも何やら建物が見える。
行ってみることにしよう。




すぐ向こうには街が広がっている。
そんな場所に兵器の試験場があったという事実。




戻る傍らにも建物が。
ここはかなり大きな施設だったようだ。




海にはイワシがいっぱいいた。
釣り楽しそうだったな。




さて、岬の先にある建物に行ってみよう。




足元のコンクリートは完全にめくれていた。
端の方を恐る恐る歩く。




海はとても綺麗だった。
長崎の海はキレイなイメージ。




残念ながら向こうの建物に行くことはできなかった。
ボートでもあればいいんだが･･･




昔は橋があったのかもしれない。
気になるところである。





さすがにこの深さをカメラを濡らさずに泳ぐのは無理。
ということで、断念･･･





建物のある岬から先ほどの建物が見える。
何か関係があったのだろう。




こうしてみるとかなりガタがきているのが分かる。
さすがに70年以上前の建物だからなぁ。




山側にあった建物

よく見なければスルーしがち。




内部は完全に植物園と化していた。
弾薬庫か何かだろう。




最後はこの大きな建物へと行ってみるとしよう。
なんの建物なのだろうか。




天井がなくなっており、
完全にアウトドアなスペースとなっていた。




脇の地面には大きな穴があいていた。
大きく生い茂った木が年月の経過を物語っている。




建物の内部。
なんだかステキな場所。




木の生え方がすごい。
なぜわざわざ建物の中へ入ってきたのだろう(笑)





外側のレンガも中のコンクリートも綺麗だった。
ひょっとして定期的に掃除されているのかな。




足元のタイルもキレイ。
とても70年前の建物とは思えない。




ここで殺りく兵器が作られていたとは誰も思わないだろう。
それほど静かな場所。




ところどころ地面に空いた穴が当時を物語る数少ないもの。
屋根すらないこの建物で残留物は皆無だ。




植物園のような場所のようにも思える。
これからもここはこのままなのだろう。




建物はいくつかのブロックに分かれていた。
だが、その全てがこのような状態。




こちら側の部屋は中央に植物があった。
まるでわざとここに植えられたかのように。




これからもこの建物はずっとこのままなのだろう。
暑い日差しの照らす中、この建物を後にした。




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