超マニアックな水族館！沼津港深海水族館に行ってきた！（1）

カテゴリ：動物スポット　　地域：静岡

　　
その１の続き

さて、前回まで紹介してきた沼津港深海魚水族館だが、実はもう１つの名前がある。

その名も「シーラカンスミュージアム」
生きた化石と言われる深海生物「シーラカンス」について展示されている。

２階に上がっていきなりお出迎えしてくれたシーラカンス。

プロジェクションマッピングで顔の部分だけ動くようになっている。
この２階部分がシーラカンスミュージアムとなっているのだ。

古代の海の再現模型。
さすがにこのへんの生物は現存していないので、模型での展示となる。

ハリモグラ

なぜ水族館なのにハリモグラがいるのかというと、
ハリモグラは哺乳類なのに卵を産み、体温が外気温によって変化する変温動物に近い性質を持つ。
爬虫類から哺乳類へと進化する過程の重要な生物ということで、シーラカンスと共通点があるのだ。

いろいろな種類のシーラカンス。
現在も生きているシーラカンスは２種のみだが、かつては数種類のシーラカンス属がいた。
手のひらサイズの小さなシーラカンスもなかなか可愛い。

古代の海の模型。
恐竜よりもずっと前からほとんど姿を変えずに生き続けていたんだからすごい。

シーラカンスは卵胎生という珍しい繁殖形態を取る。
胎内で卵を産み、赤ちゃんはお腹の中で卵を栄養として成長する。
グッピーやカサゴ、ラブカなども卵胎生だ。

そして奥の部屋へと進んでいく。
このシーラカンスミュージアムの一番の見所はというと・・・

なんと本物のシーラカンスが冷凍保存されているのだ！！
模型なんかじゃなくてホントに生きてたシーラカンスというのがビックリだ！！
実際に見てみるとこれがめちゃめちゃ大きいんだわ。

なんでも、保存のために±１℃の誤差範囲で安定して温度を保たねばならないのと、
霜がつかないための装置も必要なため、薬品などでの保存ではなく冷凍での保存展示はここだけなんだとか。

魚の透明骨格標本。

もともとは骨格の構造を知るために骨に着色をして、肉の部分を透明にしたのだが、
今ではオシャレな展示品としても販売されている。

個人で作るとメチャメチャ大変らしいが、やってみたいな・・・(笑)

さらに奥にも深海生物の展示コーナーがあった。
こちらはエゾイバラガニ。ミルクのような香りがするので、「ミルクガニ」とも呼ばれている。
ミルクみたいな香りのカニってどんなんだ！？食べてみたい・・・

ダイオウグソクムシ

三重県の鳥羽水族館では５年以上も絶食をしていたらしい。
謎だらけの巨大な深海のダンゴムシ。

古代ザメのはく製。

ミツクリザメとオロシザメ。
普通に駿河湾でも獲れるらしいが、古代ザメの名前の通り、大昔からほとんど姿を変えていないらしい。

最後に、水族館や動物園にはつきもののお土産コーナーがあった。
リュウグウノツカイのぬいぐるみが3200円。欲しいけど高い・・・(笑)

魚のマグネット

これが結構リアルなんだわ。食品サンプルみたいな感じ。
こんなんが冷蔵庫に貼ってあったらちょっとオシャレじゃない？

こちらにも深海生物のぬいぐるみがたくさん。
シーラカンスとかラブカとかダイオウグソクムシのぬいぐるみもあったぞ。

４種の深海生物のチョコレート。

ちょっと気になったけど、化石チョコレートは以前も食べたことがあるので今回はパス。
きっと堅くて歯が折れそうになるんだろうな(笑)

実物の化石も売っていた。
こんなのが部屋に飾ってあったらちょっとオシャレかも？

というわけで、沼津港深海水族館。
思った以上に水族館としてのボリュームは満点！
観光地のど真ん中にあり、近隣にも面白いスポットがたくさんあるので、沼津港に行ったらぜひいってみてねー！

店名	沼津港深海水族館
住所	静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号	055-954-0606
料金	大人1600円　小人800円
営業時間	10:00～18:00 （入園は17時30分まで）
定休日	年中無休
関連URL	公式HP