茨城の納豆博物館で納豆について学ぼう!

カテゴリ:博物館  地域:茨城県



2019年夏北関東ツアー
3日目はこんな場所からスタート。


納豆博物館 (1)

タカノフーズという会社。
タカノフーズといえば
おかめ納豆が有名。
みんなもスーパーとかで見かけたことあるんじゃないかな?


納豆博物館 (2)

そして、そのタカノフーズの本社には
納豆博物館という博物館が併設されている。
予約をすれば
工場見学も可能だが、今回は時間もなかったので工場見学はパス。


納豆博物館 (22)

入口はすごい工場というか
会社って感じで入りづらかったけど、
中に入るときちんと博物館の案内がされていた。


納豆博物館 (3)

巨大な
納豆の模型

納豆はワラの中にいる納豆菌の作用で発酵する。
そのため、ワラで包んでおく。


納豆博物館 (4)

2000年前の食事の様子。
大豆が日本に渡ってきたのはおよそ
2000年前のことらしい。

ただし、納豆の文字が初めて文献に出てきたのは
平安時代
はっきりとした起源は分かっていないようだ。


納豆博物館 (5)

納豆の発酵のメカニズム
先ほども述べた
納豆菌はワラの中にいるのだが、
とても強く、他の菌が死滅するほどの熱湯の中でも生きている。

そのため、まずはワラを熱湯で消毒し、そのワラで煮た大豆を包む。
そしてそのまま保温しておくと菌が発酵し、納豆が完成する。





納豆博物館 (6)

日本人1世帯あたりの1年間の納豆の消費金額の推移。
これってなんで消費量の推移じゃなくて
消費金額の推移なんだろう?
消費量は減ってないけど、値上がりしてる可能性だってあるよね?

・・・とうがった見方をしてしまったが、どうやら値段はそこまで変化していないよう。
確かに納豆の消費量は増えているらしい。


納豆博物館 (8)

大豆を触れるコーナー。

大粒のものと極小粒のもの。ひきわりとある。
ひきわりってのは最初に大豆を砕いてから発酵させていくのかな?


納豆博物館 (9)

納豆の起源

諸説あるけど、煮豆をワラの中で保存しておいたらたまたま発酵しちゃったっていう説が有力らしい。
たまたま発酵しちゃったってところまでは分かるけど、それを食べてみようと思うのがすごいよなぁ。


納豆博物館 (11)

日本全国歴史・伝説・名物納豆マップ

地域によって納豆の食べ方も様々。砂糖を入れる地域があったり、
納豆もちなんていう食べ方もあるみたい。


納豆博物館 (12)

博物館らしく、ボタンを押すと人形が動いて劇が始まる場所があった。

こういうのって大抵前の人がボタンを押してて途中から見始めるから、跡で前半だけ見ようとして途中で抜けて次の人がまた途中から見るっていう無限ループな気がするw


納豆博物館 (13)

家庭で納豆を作る方法。
大豆を水洗いし、じっくりと水に浸して水を吸わせてから煮る。
ワラがない場合は
市販の納豆を少し容器に入れる。

そして包むのだが、完全に密閉をするのではなく、少し
空気が入る隙間を作るのがポイント。
そして湯たんぽと一緒に布団で包んだり、コタツの中などで保温をすることによって発酵を促進させる。


納豆博物館 (14)

こちらは
出刃納豆という納豆の作り方。
煮豆をわらとむしろで包み、出刃を突き刺す。
出刃包丁が汗をかいてきたら発酵が進んだ証拠ということで、ひとつの目安になるそうだ。





納豆博物館 (15)

納豆は色々な作り方があるそうだ。
地熱納豆、ムシロ納豆、姫納豆、重箱納豆、ザル納豆、こたつ納豆・・・
色々な方法があるが、基本的には
納豆菌に温度と湿度を加えることによって完成する。


納豆博物館 (16)

タカノフーズ株式会社の歴史
1932年からある歴史の古い会社なんだなぁ。


納豆博物館 (17)

それだけ歴史も古いので、出している商品の数もすごい。
でも、タレとかに違いがあるならともかく、普通の納豆の違いはわからなそうだな・・・


納豆博物館 (18)

納豆だけでなく、大豆からできる食品の数は非常に多い。
TOKIOの
城島リーダーが「何かひとつ野菜を作るなら?」という質問に対して迷わず「大豆!!だって豆腐、醤油、味噌、納豆・・・大豆がなければ日本の食文化変わりますよ。」と即答していた。
なんかリーダーが言うってだけですごい説得力があるw


納豆博物館 (19)

納豆の容器の変遷
時代によって納豆を入れる容器はかなり異なる。
今ではプラスチックが主流だが、たまにワラの納豆もある・・・けどあれって直接ワラで包んでるわけじゃなくて内側にもう1重ビニールとかホイルでパッケージングされてるよね?
食品衛生上難しいのかな?


納豆博物館 (20)
納豆博物館 (21)

出口では納豆がたくさん販売されていた。
せっかく茨城に来たんだし買って帰りたかったけど、当日帰るわけじゃなかったし、夏の車内で保存しておけないので断念。


というわけで、
納豆博物館
博物館の規模としてはそんなに大きくないけど、納豆について丁寧に説明をしてくれる。
納豆が好きなひとはぜひ行ってみてね!!




 店名 タカノフーズ納豆博物館
 住所 茨城県小美玉市野田1542
 電話番号 0120-587-010
 営業時間 9:00~16:00
 定休日 年中無休
 関連URL 公式HP



      

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