「桂昌寺跡地獄極楽」の極楽への道はしんどかった!

カテゴリ:その他のスポット  地域:大分



大分県宇佐市。
そこに
「桂昌寺跡地獄極楽」という場所がある。

地獄極楽って言われると
伊豆極楽苑正観寺地獄極楽を思い出す。
ここにもそんな楽しいスポットがあるのだろうか?

ワクワクしながら行ってみる!


桂昌寺跡地獄極楽 (1)桂昌寺跡地獄極楽 (2)

桂昌寺跡地獄極楽はかなりの田舎にある。

国道からわき道に入り、車を停めてから少し歩いたところに看板があった。
さらに看板にしたがって階段を登っていったところに・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (3)

こんな建物がある。
ここが
地獄極楽?


桂昌寺跡地獄極楽 (6)

中を覗いてみるとこんな感じ。

ご神体と賽銭箱はあるものの、何やら集会所のような部屋だった。
そう、ここは地獄極楽ではない。


桂昌寺跡地獄極楽 (4)桂昌寺跡地獄極楽 (5)

桂昌寺は室町時代中期頃に出来たお寺だが、江戸時代に無住になり、荒廃してしまった。
そんなとき、
天台僧午道法印という傑僧が江戸の後期に大衆教導のために作った洞窟である。
中では
地獄と極楽について学ぶことが出来る。


桂昌寺跡地獄極楽 (8)

看板の案内に沿って入り口に向かおうとすると・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (9)

えっ!?これが
地獄極楽の入り口!?

右側なんてどうみてもコンクリだし、江戸時代のものじゃないよな・・・?
この洞窟に入るのは結構勇気がいる・・・(笑)


桂昌寺跡地獄極楽 (10)

洞窟に入ってさっそくお出迎えしてくれたのが
閻魔様

こんな感じで
石像で地獄と極楽について紹介してくれている。
江戸時代によくこんなもの作ったもんだ!


桂昌寺跡地獄極楽 (11)

地獄の道極楽の道があり、先に地獄の道を一周してから極楽の道にやってくるコース。
さて、さっそく地獄へと行こうじゃないか!!


桂昌寺跡地獄極楽 (12)

と言っても、ただ
石像像の名前の看板があるだけなんだけどね。
江戸時代にはちゃんとした説明書きがあったのだろうか?


桂昌寺跡地獄極楽 (13)

奪衣婆もこんな状態に。
欲を言えば
伊豆極楽苑八大地獄みたいな説明書きが欲しかったなぁ。


桂昌寺跡地獄極楽 (14)

さて、お次は
極楽の道へ。
しかし、この洞窟は江戸時代に掘られたものなんだろうか?
だとしたらかなりの労力。すげぇな。


桂昌寺跡地獄極楽 (15)桂昌寺跡地獄極楽 (16)

弥勒菩薩観音菩薩

この像とかは別の場所で掘ったものを後から置いたのかな?
そうじゃなきゃ後ろ側とか掘れないよね。


桂昌寺跡地獄極楽 (17)

しばらく進むと洞窟の出口が。
向こう側に先ほどの建物が見える。



桂昌寺跡地獄極楽 (18)

来迎弥陀

ふーん、これで地獄極楽も終わりかぁ。
まぁ、江戸時代に作られた場所だし、こんなもんだよなぁ・・・と思っていたら


桂昌寺跡地獄極楽 (19)

「極楽浄土へ」の文字が。

たて穴?はて?どういうことだ?最後に登る?
階段を登っていくのか?


桂昌寺跡地獄極楽 (20)

進んでみるとこんなところにたどり着く。

ん?なんだこの
は・・・?

そう思い、ふと上を見上げると・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (21)

げぇぇぇーーー!!!なんじゃこりゃあぁああ!!!???

ここを鎖で登っていけってか!?

ちなみに数時間前に
志高ロープウェイを登ったばかり。
足には乳酸が溜まり、かなり痛みが増している。
この状態でよじ登っていくのか・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (22)

ゼェゼェ・・・
なんとかたどり着いた・・・

背中を完全に壁につけて突っ張るような感じで少しずつ登っていった。
そのおかげでシャツの背中はかわいそうなことに。


桂昌寺跡地獄極楽 (23)

というか、改めて見るとこんなところを登ってきたのか・・・
生半可な気持ちでは極楽浄土には行けないってことか。


桂昌寺跡地獄極楽 (24)

さっきの建物があんな場所に。
そこまでって高さでもないかもしれないけど、鎖をつかんで垂直に登ったと考えると結構な高さ。


桂昌寺跡地獄極楽 (25)

肝心の極楽はというと・・・
なんかよく分からんが
石像がある。しかも説明書きは無し。

え?これが極楽浄土?


桂昌寺跡地獄極楽 (26)

さらに道があるので進んでみると・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (27)

こんな感じの
石像があった。
これだけ。ホントにこれだけ。

苦労して登ってきたのに・・・


桂昌寺跡地獄極楽 (28)

高いから眺めはそこそこ良かったけど、見えるのは田んぼのみ。
なんか
吉見百穴を思い出す景色(笑)

というわけで、
桂昌寺跡地獄極楽

地獄についての予備知識なしでここに来ても分からないことが多いかもしれない。
鎖をよじ登るコースを通らなくても逆ルートから上の方には行くことが出来るので、くれぐれも無理はしないでください。


      

関連記事
このページを見た人にはこんなページもオススメ

正観寺 八大地獄は地獄の展示がすごすぎる!機械でミニチュアが動くぞ!(14/12/29)

sample
博物館、徳島
機械仕掛けの人形が動く地獄の展示。八つの地獄を余すことなく紹介!

伊豆極楽苑はマジですごい!!地獄と天国の展示が盛りだくさんだ!(13/12/29)

sample
博物館、静岡
地獄の展示がスゴイ!地獄を知るならここへ来ればすべてが分かる!

地面に空いたたくさんの穴!吉見百穴は小人族の住居!?(15/11/12)

sample
その他、埼玉
古墳時代の遺跡。吉見百穴はたくさんの壁にたくさんの穴が空いている!

かえる地蔵にかえる絵馬!?かえる寺はかえるがたくさんだ!(16/2/24)

sample
その他のスポット、福岡
正式名称は如意輪寺。かえるがいっぱいのカエルだらけのお寺だ!

巨大な観音に羅漢像、地獄の展示!久留米成田山はB級スポットの宝庫だった!(16/2/24)

sample
博物館、福岡
高さ62cmの巨大観音がお出迎え!久留米成田山はボリューム満点のB級スポットだ!

ヒトガタが並ぶ神社!「藤瀧不動尊」に行ってきた!(15/11/11)

sample
その他のスポット、群馬
身体の治したい部分をヒトガタにして奉納している神社。