ガスの博物館(2)

カテゴリ:博物館  地域:東京

 
その1の続き


ガスの博物館 (30)

ガス式の湯沸かし器

上部のポットが取り外せるようになっている。
今の電気ポッドと全く同じ仕組み。


ガスの博物館 (31)

珍しい足湯器

残念ながら使い方は紹介されていなかったが、
わざわざ足湯をするためだけの機械なら普通にお湯を沸かせばいいじゃんと思ってしまう。
だが、この機械は熱が逃げないようにとか、いろいろ工夫がされていたのだろう。


ガスの博物館 (32)

ゆで卵器

これも足湯器と同様。普通にお湯を沸かせば別にわざわざ・・・(笑)
まぁ、今では全く見かけない理由もその辺にあるのだろう。


ガスの博物館 (33)

陶製の七輪

戦争で使う兵器のための金属が不足したため、
1943年に金属回収令が発令され、やかんやアイロンなど、鉄の代わりに陶器が使われた時代があった。
割れやすく、非常に使いづらかったらしい。


ガスの博物館 (34)

ガス式の冷蔵庫

冷蔵庫とはアンモニアの気化熱を利用し、冷却を行う仕組みだが、
気化したアンモニア水溶液を再び水とアンモニアに分離するためにガスの熱を使用していた。
もちろん、電源は別に必要としていただろう。


ガスの博物館 (35)

昔のガス式給湯器

一般家庭よりも団地についているイメージがある。
うちのボロアパートにもあるけど、お湯の温度を上げると水勢が一気に下がって困る。


ガスの博物館 (36)

このあたりは昭和中期~後期のコーナー。
ギリギリ見たことがあるようなものも数多くある。


ガスの博物館 (37)

ガス式のオーブンとストーブ

今やガスのオーブンなんてコンロと一体になっているものくらいしか見ない。




ガスの博物館 (38)

ガス式の給湯器

先程も言ったが、うちにあるやつは温度を上げると水勢が一気に下がる。
本当に不便で仕方がない。



ガスの博物館 (39)

このあたりは最近でも見かけるやつら。
ガスファンヒーターも使ったことはないが、
今でもまだまだ現役で存在する。


ガスの博物館 (40)

ところ変わってまたしても古いガス器具のコーナー。
ゴトク式のガスコンロ。非常にシンプルで使いやすい。


ガスの博物館 (41)

ガス式のお釜。
炊飯器が普及した今ではあまり見かけない。


ガスの博物館 (42)

斜めに配置されたガスコンロ。
省スペースのことも考えられていたのだろう。


ガスの博物館 (43)

こちらもガスコンロ。
非常にシンプルな作りをしている。


ガスの博物館 (44)

ガス式の湯沸かし器。
今考えるとあんな一瞬で水をお湯に変えるってすごいよなぁ。


ガスの博物館 (45)

2階にはガスの製造について展示してあった。
昔は石炭を燃焼させることによってガスを作っていた。
このサイズの石炭から一般家庭3ヶ月分のガスを作ることができた。


ガスの博物館 (46)

明治5年に作られた
ガス発生炉
石炭を乾留させ、ガスを発生させる仕組み。
明治5年にこんな装置を作っていたことに驚きだ。


ガスの博物館 (47)

大正2年に作られた
コッパース式室炉の模型
石炭を直接火にかけるのではなく、熱した空気を送り込むことによって乾留させる。
現在でも使われている方法。


ガスの博物館 (48)

昭和27年に作られた油ガス発生装置
石油からガスを発生させる仕組み。現在ではこちらのほうが主流。
原油を熱分解し、ガスを発生させる。石炭を使用する方法よりも低コストだった。


ガスの博物館 (49)

ガスオルガン

鍵盤を押すとガラス管の中の炎が変化し、柔らかい音が出るそうだ。
しかし、音域はわずか2オクターブ半。
これでどんな曲を演奏するというのか。


ガスの博物館 (50)

ガスの地下貯蔵槽。
この写真だと分かりづらいが、何十もの層になっており、
ガスが漏れないようになっている。


ガスの博物館 (51)

バルブ。
供給の仕組みが模型になっている。
複雑に絡み合って、高圧でガスを送るための機械などもある。


ガスの博物館 (52)

ガスパイプ。
ガス漏れなどが起こらないようにしっかりとした素材だが、
その分非常に重いのが難点。


ガスの博物館 (53)

ガスのメーター。
初期のものは大きく、表示もわかりづらい。
改良を重ね、現在のものへと変わっていった。


というわけで、
ガスの資料館
個人的にはちょっと展示が不親切な気もしたが、
ガスについてたくさん知ることができる。

誰もが必ず使うであろうインフラについて、知っておいて損はないぞ!!




 店名 ガスの博物館
 住所 東京都小平市大沼町2丁目590
 電話番号 042-342-1715
 料金 無料
 営業時間 10:00~17:00
 定休日 月曜日(ただし、月曜日が祝日にあたる場合は翌日)
 関連URL 公式HP



     

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