足尾銅山観光

カテゴリ:博物館  地域:栃木県


丸美屋自販機コーナーから車を走らせること30分ほど。
足尾へとやってきた。
足尾と言えば、
足尾銅山が有名。
その足尾銅山は現在観光地化されており、内部を探索することができる。
さっそく行ってみることに!!


足尾銅山観光 (1)

こちらが
足尾銅山観光の入り口。
国道にも看板が出ており、簡単にアクセスすることができる。
さて、さっそく進んでみよう!!




足尾銅山観光 (2)

「さあ!出発じゃ」と言うおじいちゃん。
このおじいちゃんの顔がイカす。マスコットキャラとしてはなかなか可愛いけど、
女の子ウケするかと言われたら首を横に振らざるを得ない。


足尾銅山観光 (3)

入場券を買ったところでおじちゃん達に「早く早く!」と急かされた。
何かと思ってあわてて進むと、
トロッコ列車に乗ることに。
下調べをほとんどしていなかったけど、トロッコ列車に乗って観光するらしい。


足尾銅山観光 (4)

数100m進むと
坑道の入り口が見えてきた。
ほぉ、なるほど!列車で坑道を進むのか!
なかなか面白そうじゃないか!!


足尾銅山観光 (5)

あっちのほうに、
何やら気になるものが見えるけど、
とりあえず列車から途中で降りるわけにはいかないので、
見なかったことにして進むことに。


足尾銅山観光 (6)

坑道内を進む。
狭い空間なので、かなり音が反響する。
振動もそこそこあるので、
結構乗り心地は悪い(笑)


足尾銅山観光 (7)

ちょっ!ちょっと待って・・・!

早い早い!!展示品が全然見えないし、写真もブレるブレる!!

進むスピードが早くて大変だ!



足尾銅山観光 (9)

・・・と思ったら坑道に入って100mほど進んだところで
行き止まり
ここからは歩いて坑道内を探索することができる。

ちなみに、行き止まりになっていたが、柵の向こうも坑道は続いている。
なんと
1200kmも続いているらしい。東京から福岡まで行ける距離だ。


足尾銅山観光 (10)

さて、さっそく徒歩で坑道内を探索しよう。
坑道内は湿気が多く、ひんやりしている。


足尾銅山観光 (11)

坑道内は手前から
江戸時代、出口に進むにつれて現代へと採掘の様子を展示してある。
こちらは江戸時代の銅の採掘の様子。


足尾銅山観光 (12)

マネキンが江戸時代の格好をしていて、
当時の採掘の様子を展示してある。

あれ?これって・・・


足尾銅山観光 (13)

思い出したっ!!!
土肥金山と一緒じゃないか!!!!

あそこでは
金の採掘の展示だったが、
こちらでは
銅の採掘の展示。

金属は変わっても採掘の基本は変わらない。


足尾銅山観光 (14)

当時はドリルやダイナマイトなんかも無く、
手作業で掘り進めていた。
かなり大変な作業だったことだろう。


足尾銅山観光 (15)

鉱石を砕けたとしても、坑道の入り口まで運ぶのが大変。
トロッコのレールもなかった頃は背中に背負って人力で運んでいた。
肩とか腰の負担がハンパじゃないだろうなぁ。


足尾銅山観光 (16)

そのせいか、
労働者の顔がかなり真剣
土肥金山のマネキンはあまり表情が無かったのに対して、
足尾銅山のマネキンは
かなり表情豊か!!


足尾銅山観光 (17)

というか絶対誰かモデルがいるだろ!!

こんな人リアルでいるってば!!

力を入れているんだろう。
全力で歯を食いしばっている。


足尾銅山観光 (18)

時代も進み、明治~大正時代。
ドリルなどの電動掘削機が発明されたおかげで、
銅の採掘は大々的に進歩した。

しかし、今度は騒音などの障害に悩まされることとなる。




足尾銅山観光 (19)

こちらは昭和時代の採掘の様子。
ちなみに、足尾銅山は1973年に閉山している。
この頃は
ダイナマイトなんかも使われていた。


足尾銅山観光 (21)足尾銅山観光 (20)

そしてやっぱり
マネキンの顔がやたらリアルなんだわ!!
こいつら絶対モデルとなった人がいるはず!!
こんなおじさんたち絶対いるもん!!


足尾銅山観光 (22)

休憩する坑夫たち
彼らの顔もやたらリアルなんだけど、
それより何より
ヤカンとか弁当箱とか緑青だらけなんだけど、あかんやろ!!

流石に当時こんな状態のものを使ってたわけじゃないだろうけど、
展示用とはいえもうちょっとどうにかならなかったのか?


足尾銅山観光 (24)

さて、坑道を進んでいくとこんな建物のようなところに出た。
こちらも洞窟の中なんだろうけど、思った以上にしっかりとしている。
ここでは
当時の様子の模型や、岩石などを展示してあった。


足尾銅山観光 (25)足尾銅山観光 (26)

通洞選考所と足尾精錬所の模型

銅は鉱石を掘り出しただけではダメ。
きちんと精錬して銅と不純物に分けなければならない。


足尾銅山観光 (27)

銅が含まれた様々な鉱物。
キラキラ光ったものからくすんだものまでいろいろある。


足尾銅山観光 (28)

さて、外へ出てきたところ。
削岩機の体験コーナーがあった。実際に削岩するわけじゃないんだけど、
振動と音を体験することができる。やってみると
想像以上の音と振動

狭い空間の中でこんなことをするのは更に大変だったことだろう。


足尾銅山観光 (29)

砕女。要するに大き目の岩を砕いて細かくする作業のようだ。
土肥金山でもそうだったけど、あまり大きすぎると釜の中でも溶けにくいらしい。
洞窟内でないとはいえ手作業で砕くのは大変だったろうな。


足尾銅山観光 (30)

全力の表情のマネキン

確かに、これだけ多くの岩石が入った桶を持ったらこんな表情にもなるかもしれない(笑)


足尾銅山観光 (31)

坑道の様子を横から見たところ。
言い方は悪いけど、
アリの巣を横から見たところみたい。
ボタンを押すとその部分が動くようになっていた。こういうのって好きだわ。






足尾銅山観光 (34)

さらに進んだところの建物には鋳造の展示があった。
掘った銅は
硬貨を作るために使われていた。


足尾銅山観光 (32)

お金を作るところなので、服の裾とかに隠して持ち帰らないように
出入り口では服を脱いでいた
現在は金属探知機があるから脱がなくてもいいけど、
こんなことをしなきゃいけないのは辛いなぁ。


足尾銅山観光 (33)

まぁ、確かに金属を溶かすのもメチャメチャ暑いだろうし、
夏場なんかふんどし一丁とかで作業をしたりすることもあるかもしれない。
こちらのミニチュアのマネキンは服を着てたけどね(笑)


足尾銅山観光 (35)

鋳造された硬貨

砂で型を作って銅を流し込み、水をかけて冷ます。
蒸気とかハンパじゃないだろうな。


足尾銅山観光 (36)

こちらはマネキンが適当な感じで、
鋳造された硬貨が足元に落ちていた。
エアギターを弾いてるみたいになってしまっている。



足尾銅山観光 (38)

鋳造された硬貨

枝状になっており、そこから1つ1つ硬貨を外していく。
右側にあるのはそのための道具かな。




足尾銅山観光 (39)

昔のお金

お金は形の劣化、変化が少ないことや、
小さくて済むことから金属が使われるようになった。


足尾銅山観光 (40)

1両の重さを体験

重さはなんと
12kg!実際に持ってみたが、かなり重かった!!
ねずみ小僧とか銭形平次とか、こんなん持って走るの無理やろ!!


足尾銅山観光 (41)

江戸時代のお金

土肥金山でいっぱい見たけど、やっぱり金でできたお金って高級感あるよね。


足尾銅山観光 (42)足尾銅山観光 (43)

昔のお札

現在のお金なんかも展示されていた。
お札の歴史って偽札に対抗する歴史らしい。


足尾銅山観光 (44)

占領下のお金など。
お金って本当にいろんな種類があるんだなぁ~。


足尾銅山観光 (45)

さて、色々見て回って出口に来たところ。

「銅もありがとう、また銅ぞ」

という看板にスタッフの方のセンスを感じる(笑)


足尾銅山観光 (46)

さて、出口のところには
お土産屋さんがあった。
昭和レトロな感じの素敵なお土産屋さん。
おれの大好きな場所なんだわ。


足尾銅山観光 (47)

おばちゃんたちが寄っていて、見ていってと話しかけてくる。
ちょっと立ち止まって見せてもらうことに。


足尾銅山観光 (48)足尾銅山観光 (49)

オバちゃんが紹介してくれた昔のお金。
江戸時代~昭和のお金が購入できる。

ものにもよるが、現在のお金の
1.5倍くらいの価値かな。
古銭ってそんなに価値があるわけでもないんだね。


足尾銅山観光 (50)

水晶なんかもたくさん売られていた。
しかし、オバちゃんによると実は
ブラジル産がほとんどなんだとか。
足尾産のものは色がそこまで出なかったり、くすんだりしてるんだって。


というわけで、
足尾銅山観光
銅の採掘や古銭について学べるし、
何よりリアルな顔のマネキンが面白い!
そんなB級なスポットでした。




 店名 足尾銅山観光
 住所 栃木県日光市足尾町通洞9−2
 電話番号 0288-93-3240
 料金 大人820円、小・中学生410円
 営業時間 9:00~16:30
 定休日 無休
 関連URL 日光市観光協会のページ

詳しいアクセスはこちら



     

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